ホルムアルデヒドは、常温で無色の刺激臭のある気体で、水に溶ける性質を持っています。
天然産物(乾燥シイタケ・タラ・リンゴ、ナシ類等の果実やアカマツ・ヒノキ等の木材)タバコの煙・ガソリンの排気ガス等にも含まれています。
ホルムアルデヒドの37%水溶液はホルマリンと言われ、殺菌・防虫・防腐剤として広く利用されているほか、塗料・接着剤にも用いられ、日用品としては皮製製品・衣類・織物等からも放散されています。
目や鼻、呼吸器が刺激され炎症を起こします。
高濃度の場合、呼吸困難、肺浮腫などを発生する恐れがあります。
吸入または接触により結膜炎、鼻咽喉炎、頑固な皮膚炎を起こす
ことがあります。
個人差はありますが、刺激性皮膚炎を起こすことがあります。
また、「シックハウス症候群」の原因のひとつともされている有害化学物質なのです。
ではホルムアルデヒドが引き起す「シックハウス症候群」とは?
シックハウス症候群とは、新築やリフォームした住宅に入居した人が、目やのどに痛みを覚えたり、めまいや吐き気、頭痛などの体調不良を訴えるなどの健康障害の総称です。
・目が痛くなる、目がちかちかする
・花の奥がひりひりする
・頭痛がする
・気分が悪くなる、吐き気がする
・集中力の低下
風邪と似た症状が出るので、よく間違えられたりすることがあります。
その原因物質の一つとして上げられるのが「ホルムアルデヒド」なのです。
・換気をして有害化学物質が室内にこもらないようにする。
・有害化学物質の入っていない塗料などを使用する。
・化学物質も除去できる空気洗浄機などを使用する。
などがあげられます。
特に換気をして、ホルムアルデヒドやその他の有害化学物質を室内に
篭らせないようにすることが重要なのです。